幼稚園の預かり保育と一時保育はどう違う?利用条件や注意点を詳しくご紹介!
幼稚園の預かり保育や一時保育を利用すれば、通常の保育時間外にも子供を預かってもらえます。お仕事をされている方や、急用があるときに非常に便利なサービスですね♪
しかし、預かり保育と一時保育の違いや、どのサービスを利用すればいいのか、分からない方も多いのではないでしょうか?
2019年11月から新たに保育料無償化が導入され、預かり保育と一時保育は無償化対象になるのかという点も気になりますよね。
この記事では、
- そもそも預かり保育ってなに?
- 幼稚園の預かり保育と一時保育の違い
- 預かり保育利用時の注意点
- 無償化の対象になるのか、
などを詳しくご紹介します♪
私は、幼稚園選びは、預かり保育のある幼稚園がおすすめだと思っています♪
幼稚園の預かり保育とはどんなもの?なんのためにあるの?
幼稚園の預かり保育とは、一言でいうと在園児を預かる延長保育です。
主に、幼稚園や認定こども園で実施されています。
預かり保育を担当する先生も、基本的に園の先生や幼稚園免許を持っている方なので、安心して預けることができます♪
幼稚園に通っている子ならば、申し込み方法はいたって簡単です♪
指定の申込書を提出後、利用したい日を申請するだけです。園児がそのまま園内の預かり保育を行う教室に行くので、保護者が見送りに行くことも必要ありません!
まずは、預かり保育を理解するためのポイントをより詳しくみていきましょう!
預かり保育のポイント①主に通常保育の延長として利用する
幼稚園の預かり保育の利用時間は、通常保育後から18時ごろまでです。午前保育の日は、幼稚園側の事情がなければ11時過ぎから利用できます。
通常保育後に、そのまま延長して預かってもらうと考えて良いでしょう。幼稚園によっては「延長保育」という名称にしています。
預かり保育の内容は、完全な自由時間となっていたり、体操やダンス・英語などの習い事を行ったりと園によって様々です。
預かり保育の内容が気になる方は、通っている幼稚園に問い合わせて確認してみましょう。
預かり保育のポイント②在園児のみが利用できる
幼稚園の預かり保育は、園に在園している子供が利用します。兄弟姉妹で在園している場合、複数の子供を同時に預けることも可能です。
逆に言えば、その幼稚園の園児でない子どもは、預かり保育を利用することができません。
そして、通常は、年少〜年長のクラスによって保育内容が変わりますが、預かり保育内では
年齢に関係なく一緒に保育をする場合が多いです。学年問わず利用するので、年齢関係なく友達の輪が広がり、子供にとってはいつもと違う体験になります。
先生の目が届く範囲であれば、晴れている日は外遊びも可能です。
また、預かり保育ではおやつも出ます!好き嫌いには対応してくれませんが、アレルギーがある場合は事前に書類を提出しておきましょう♪
預かり保育のポイント③長期休みにも対応している
幼稚園やこども園は、毎年春休み・GW・夏休み・冬休みと、長期の休みがあります。
しかし保護者の方がお仕事をしていれば、長期休み中も子供を預けたいことが出てきますよね?
幼稚園の預かり保育は、長期休み中でも利用できる園が多くあります。
そのため、長期休み中でも子供を預けること可能ですよ♪
長期休み中に預かり保育を利用する場合は、通常の預かり保育と内容が異なる場合があるので確認しておきましょう。
また、幼稚園自体もお休みになるので、バスの運行がない、給食が出ないなどの不便もある点には注意です。
幼稚園の預かり保育の料金は?無償化の対象になる?
幼稚園の預かり保育は、料金が安いのが魅力です。 幼稚園によって差はあるものの、1時間で100円前後が主流となっています。
通常主な利用理由は、パートで働いている・所要でのお出かけ・上のこどもの学校行事などです。
預かり保育の保育料の支払い方法はさまざまですが、預かり保育用のチケットを事前に購入する園が多いです♪
また、2019年10月から保育料の無償化が始まり、預かり保育も無償化の対象です。
「保育の必要性の認定」がなされると、幼稚園の保育料の基本料金が無料になることに加え、預かり保育も最大で月額11300円まで無償になります。
「保育の必要性の認定」は、1日4時間以上月間16日間お仕事をしている方、出産が控えている方・介護をしている方などが対象なのでチェックしてみてくださいね♪
幼稚園の預かり保育料金はとても安いので、忙しいママは預かり保育のある幼稚園がおすすめです!
保育の無償化ってどういう制度なのかよくわからない…(> <)って人、多いのではないでしょうか?
できたばかりの制度なので、先輩ママに聞いてもよくわからないってこともありがちですよね…!
そこで、以下の記事で保育の無償化とはどんな制度なのか、まとめてみました!ぜひ読んでみてください!
参考記事:幼稚園無償化っていったい何?無償化の対象を詳しく解説!
幼稚園の預かり保育を利用する際に注意することはある?
幼稚園の預かり保育は、保護者の負担を抑えてくれる素敵な制度ですよね♪
仕事をはじめたい方や、妊娠中の方、出産を控えており体調面を考慮して負担を減らしたい方などにとても役に立ちます。
しかし、幼稚園型の預かり保育には、注意したい点があります。主な注意点を4点にまとめてみましたので、預かり保育の利用を考えている方はぜひチェックしてください。
- 預かり保育を実施していない幼稚園がある
- 預かり保育は、在園児以外は利用できない
- 預かり保育後は直接お迎えをする必要がある
- 利用が可能な日を確認しておく
注意点①預かり保育を実施していない幼稚園がある
残念ながら すべての幼稚園や認定こども園で、幼稚園の預かり保育を実施している訳ではありません。
・仕事をしている
・親の介護があって忙しい
・家を夕方まで空けることが多い
といった理由で、預かり保育を利用する可能性のある場合は、預かり保育を実施している幼稚園に入園するようにしましょう。
実施している幼稚園や認定こども園は、お住まいの地域のHPにて一覧が載っています。入園を検討している園に直接問い合わせもおすすめです。
注意点②預かり保育は、在園児以外は利用できない
幼稚園の預かり保育は、在園児が利用するので、卒園した子供や未入園の子供は利用することができません。
例えば、保護者や兄弟姉妹が入院することになった場合、在園していないこどもの預け先を確保しておく必要が生まれます。
病院によって、12歳以下はお見舞いに連れていけないことがあるためです。しかし、このような場合には、預かり保育は利用できません。
幼稚園に通っていないこどもの預け先については、事前に相談して決めておくと安心です。
自宅や幼稚園の近くに預けられるサービスがあるか、調べておきましょう。
注意点③預かり保育後は直接お迎えをする必要がある
幼稚園にスクールバスなどで通っている場合、普段は行き帰りに送迎してもらえますが、預かり保育を利用した場合は、時間の都合上、スクールバスを利用できないことが多いです。
先生が各家庭に送ったり、子供だけで帰ることは安全上できないので 幼稚園の預かり保育を利用する際は、夕方の預かり保育が終わる時間帯に、保護者が幼稚園に直接お迎えに行く必要があります。
お迎えの時間が決まっているので、時間に余裕を持って行動し、時間内にお迎えできるようにしましょう。
注意点④利用ができない日がある
幼稚園の預かり保育は、基本的に長期休みに対応していますが、利用ができない日があります。どのような場合に、利用不可なのかしっかりと確認しておきましょう。
運動会等の代休日や、幼稚園の創立記念日での休園の際は、幼稚園の預かり保育も利用できないことが多いです。
一方で、インフルエンザの流行でクラスや幼稚園自体が休園になった時は、預かり保育の利用が可能なことが多いです。
当日になって実は預けられなかった、、、
なんてことがないように、事前に利用が可能な日程を確認しておきましょう。
預かり保育とよく比較される一時保育とは一体どんなもの?
ここからは、預かり保育とよく比較される「一時保育」について説明します。
一時保育とは、幼稚園ではなく、保育園などで実施している、子供を預けられるサービスです。幼稚園の預かり保育と違い、在園していない子供が利用できます。
園によって多少の違いはあるものの、多くの園が生後数ヶ月から小学校入園前の子供を預かってくれます。
内容としては、各クラスに1〜2名の枠を設けてそのなかで保育をしたり、一時保育専用のクラスを用意して、そこで保育をしたりと様々です。
一時保育を実施している保育園の一覧は、市のHPで確認できます。利用したい保育園に問い合わせ、必要書類を用意し申込書を提出しましょう。
利用時間は8時前後から18時前後になり 1時間ごとに利用できる園や、数時間・1日と分けられている園があります。
また、こどもが保育園に馴染めるまでに時間が必要な場合があります。そのため、最初は数時間の慣らしからはじめ、徐々に1日利用できるようになる園が多いです。
一時保育を利用できるのはどんな時?
一時保育が利用される理由は、大きく分けて3つあります。
【保護者都合での1日ごとの利用】
病院に行く時やちょっとしたお出かけなど、保護者都合でスポットで利用する場合、 1日ごとに予約する形になります。
この際に利用目的を聞かれることがありますが、あくまで回答によって予約の取り方が変わるだけの形式的な確認なので、深く考えないで大丈夫です。
【就業・就学目的で週数日の利用】
パートや時短のお仕事など、就業理由での利用が可能です。また、職業訓練学校などの就学のために利用することもできます。
この場合、住んでいる地域によりますが、週数日以上月数時間以内など指定があり、就業証明書などの提出が必要になります。職場や就学先に協力してもらって、必要書類を提出するようにしましょう。
予約も1日ごとだけでなく、空きがあれば週数日まとめて予約が取れます。
【緊急での連続数日間の利用】
保護者が入院した場合や、ケガや妊娠などで子供の保育が困難になった際は、緊急特例として連続数日間の利用が可能です。
受け入れ日数はお住まいの地域や、各園などで違うので、利用前に問合せしましょう。また、妊娠時はさまざまな事態が考えられるので、体調が安定している時期に、あらかじめ申し込みの手続きをしておくと安心です。
一時保育の料金はどのくらい?助成金や無償化の対象になる?
一時保育は、地域によって料金が大きく異なるのが特徴です。
たとえば、人口の多い神奈川県横浜市と、静岡県を比べると以下のように静岡県の方が圧倒的に料金が安いです。
0〜2歳児クラス | 3〜6歳児クラス | |
神奈川県横浜市 | 4000〜8000円/日 | 2000〜4000円/日 |
静岡県 | 2000円/日 | 1000円/日 |
また、一般的に3歳児以下の子供の方が、一時保育の料金が高くなります。
一時保育も無償化の対象となります。
0〜2歳は住民税が非課税の世帯、3歳から5歳の子供は「保育の必要性の認定」が認められた世帯が、一時保育の無償化の対象です。
住んでいる地域によっては、0〜2歳で無償化の対象にならなかった世帯でも、補助金などの助成が行われます。
保育園の一時保育を利用する注意点は予約が取りづらいこと
保育園の一時保育は、入園していないこどもでも、申込書後から利用できるありがたいサービスです。しかし、一時保育を利用する上で、幼稚園型の預かり保育同様に注意点があります。それは、激戦区では予約が取りにくいことです。
都心部などの激戦区では、保育園自体が定員いっぱいのところが多いので、一時保育枠が少ないところは予約が取りにくくなります。 予約開始時間と同時にどんどん予約が埋まっていくことが多く、一時保育枠の争奪戦になることが少なくありません。
都心部であれば保育園の数が多いので、できれば1つの園に限定せずに、近所の複数の保育園で一時保育の申し込みをしておくと安心です。
まとめ 幼稚園は預かり保育のある幼稚園がおすすめです
利用条件が異なります。
幼稚園の預かり保育は、 在園児のみの預かり となり、料金は1日100円程度と、比較的安区利用できます。
一方で、一時保育は保育園で実施されることが多く、在園児でなくても 1歳未満の子供から預けることができます。 価格は、預かり保育よりは高く、地域によって幅があります。都心部と地方で混雑具合や受け入れ状況が変わるので、申し込みや予約は早め済ませましょう。
一時保育に比べて、預かり保育は安く、申し込みも簡単です。 そのため、仕事などで長く幼稚園に子供を預ける予定のお母さんは、預かり保育のある幼稚園を選ぶのがおすすめです!
私の息子が通うやまた幼稚園も預かり保育を実施している園ですが、急に用事が入った時などに非常にお世話になっています!
忙しいママは特に、幼稚園選びの際には、意識したいポイントのひとつですね★
以下の記事では幼稚園選びのポイントについて解説しているので、併せて読んで、スムーズに幼稚園選びを進めるのに役立ててください!